2019.06.13
皆さんこんにちは。東京浜松町/大門にあるALFフランス語学校です。
ブログではフランスやフランス語に関する様々な情報をお伝えしていきます。
6月ですね。今日のテーマは『雨』。
雨に関するフランス語中心に、寄り道しながらご紹介します!
ー雨です。"Il plut."〔イルプリュ〕 雨降ってますか?"Il plut?"
―雨が降りました。"Il a plu."〔イラプリュ〕
―雨が降るでしょう。"Il va pleuvoir"〔イルヴァプロヴォワーる〕
ー雨が降るようです。"Il semble qu'il va pleuvoir." "On dirait qu'il va pleuvoir."
小雨、天気雨、どしゃぶりの雨...などいろいろと表現は在りますが、まずは基本の表現を知っておきましょう。
そのまま、「雨の季節」です。雨は複数形になります。
とはいえ、このままの表現では「乾季/雨季」のような雨の季節を想像してしまうこともあるため、
la saison des pluies au japon、というように表現することもあります。
この単語自体を覚えておくことより、日本の梅雨がどんな季節かを、自分の言葉で説明できることが必要かもしれませんね。
初めて聞いたとき「なるほど!」と思う方も多いのではないかと思うこの単語。
日本語でもビーチに立てる日よけ傘をパラソルと言いますよね。
実はこれフランス語。
para-は「〜から保護するもの、〜を防ぐもの」の意味をもつのですが。(イタリア語源)
太陽を防ぐもの=parasol ("sol"="太陽")
雨を防ぐもの=parapluie
なのです。
梅雨に彩りを加えてくれるのはアジサイです。
日本であじさいは、あじさいの花の色が変化することからきた「移り気」「無常」等の花言葉や、
色ごとに「青=辛抱強い愛情」「ピンク=元気な女性」「白=寛容」といった花言葉を持っていますが、
このピンクの花言葉はフランスから来たといわれています。
フランスでも、日本と似たような花言葉もありますが、
アルカリ土壌が多いヨーロッパでは赤やピンクの花をつける割合も多く、晴れた日にパッとさいている光景も珍しくないため、
その姿が「元気な女性」のイメージにつながったのかもしれませんね。
なじみはある単語ですね。
ただ、エスカルゴ、と聞くと、あじさいにカタツムリ...という光景でなく、
お皿にのっている絵が浮かんでしまいますが...
冠詞付きのL'arc-en-ciel、というとアーティストの名前で聞き覚えがあるかたも多いのではないでしょうか。
直訳すると空にかかるアーチ、まさしく虹ですね。
泥の水たまりは flaque de de boue 、
少々物騒ですが、血だまりは flaque de sang、と後ろを変えることで表現を変えることもできます。
使うことがあまりないことを願いたい単語ですが、2018年にはセーヌ川の氾濫などもありましたね。
ニュース等でもでてくることがありますし、万一に備えてしっておくといいかもしれません。
ちなみに雨からは全く外れますが、フランスのペローの有名な童話、長靴をはいた猫はフランス語で "Le chat botté(ル シャ ボテ)".
botter=(靴が)~に合う、という動詞です。もちろん主人公ペロは雨用の長靴を頼んだわけではありませんが...笑
昔日本の東映アニメでもありましたが、フランスでも2009年にアニメ化されています。
アマガエルはrainetteと言ったりもします。
ちなみに、「蛙の子は蛙」(カエルの子はカエル)はフランス語で、
" Les chiens ne font pas des chats "です。
直訳すると、「子犬は猫を生まない」です。
これなら、「カエルの子はおたまじゃくしじゃーん!」という子どもたちからの突っ込みを逃れられそうです(笑)
こちらは以前にも紹介したフランスのことわざ。
『雨のあとはいい天気』という意味。止まない雨はない、と同義ですが、
"beau"という単語が晴れ間の明るさを感じさせてくれますね。
こちらはフランスの俳優、Gérard Jugnot の言葉。
『笑い、それはちょうどワイパーのようだ。たとえ、雨を止ませることはなくても、私たちを前に進ませてくれる』という意味です。
こちらはフランスの作家、Ramaiya, Arunachalaの言葉。
『人生とは虹のようなものだ。その美しい色を見るためには、雨と太陽が必要なのだ。』という意味です。
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いかがでしたでしょうか?
雨の日は雨を味わいながら、すてきに過ごしたいものですね!
※R音はL音との区別のためひらがなら行で表しています。
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