2019.05.21
皆さんこんにちは。東京浜松町/大門にあるALFフランス語学校です。
ブログではフランスやフランス語に関する様々な情報をお伝えしていきます。
今日は日本でも大人気のフランス映画の代表格『アメリ』からの名言を2つ。どちらもガラス男がアメリに送った言葉です。
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"Vous savez, la chance c'est comme le Tour de France : on l'attend longtemps et ça passe vite !
Alors, quand le moment vient, il faut sauter la barrière, sans hésiter."
"人生は自転車レースのようなものだ。 待ち時間は長く、たちまち終わる。 チャンスが来たら、思い切って飛び込まねば"
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日本語では「自転車レース」と訳されており、あまりメジャーな比喩ではなくピンとこないかもしれませんが、、
原文は"Tour de France" 。 約1500万の観衆が詰めかける、全長3500kmを颯爽と駆け抜ける大レース。フランス人には身近で想像しやすい例えで、人生の比喩としてもしっくりくるものなのがわかりますね。
後半は直訳だと「その時がきたら、ためらわずに障害を飛び越えていかないと」という感じでしょうか。
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"Vous n'avez pas des os en verre. Vous pouvez vous cogner à la vie.
Si vous laissez passer cette chance alors, avec le temps, c'est votre coeur qui va devenir aussi sec et cassant que mon squelette.
Alors allez-y, nom d'un chien. "
(君の骨はガラスでできているわけじゃない。君は人生にぶつかっても大丈夫だ。
もしこのチャンスを逃してしまったら、時とともに、君の心は僕のがりがりの骨と同じように、乾燥して壊れやすいものになってしまうよ。
さあ、行きなさい、何してるんだ。)
最後の最後の後押し。アメリが扉を開けに向かう前の一言です。"人生にぶつかっても大丈夫"って素敵な表現ですよね。
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映画『アメリ』は早口なところもありますが、
日常生活が舞台になっているのでなじみある単語が多く、フランス語で楽しみやすい映画でもあります。
字幕なしで見られるようになるのが皆さんの目指すところかもしれませんが、
フランス語字幕とともに見てみたり、
それもなかなか、という場合はまずは日本語字幕とともに、音を聞き取って、フランス語でこういう表現をするのか!と発見をしていくのも楽しいと思います。
また、「豆袋にこっそり手をつっこむ」「クリュームブリュレの焦げをさくっとスプーンで割る」...などどれをとってもオリジナルで、でもアメリの感じがじんわりとにじみ出る彼女の幸せの数々。
自分にとっての小さな幸せをフランス語でリストアップしてみるのもおすすめです♪
いかがでしたでしょうか?
それでは次回をお楽しみに!
※( )内日本語訳は映画字幕より引用。