2019.01.27
(写真引用元:http://
皆さんこんにちは。東京浜松町/大門にあるALFフランス語学校です。
ブログではフランスやフランス語に関する様々な情報をお伝えしていきます。
今日はフランス語のことわざや表現の中でも冬に関するものを紹介します。
『楽しい気持ちで健康にすごせば、冬も夏のようになる。』
子どものころ、寒さに負けず走り回っていたことをちょっぴり思い出すような表現です。
寒い冬に、おまじないのように、心の片隅にもっていたいひとことです。
『鴨の寒さだね』
寒さから浮かぶ生き物といえば、ペンギン、白熊、キタキツネ...などでしょうか?
日本人は寒さから鴨...はなかなか連想しませんが、この表現は鴨狩りに関係しています。
フランスで鴨の狩りは秋から始まります。
鴨を狩る為にはとても長い時間、動かずに待つ必要があり、季節も寒くなってきている上にじっと動かないことで更に寒くなる、ということからこの表現が生まれたそう。
肌を刺すようなすごい寒さを、フランスの伝統的な鴨狩りの寒さの度合いに例えるフランスらしい表現です。
ちなみに今日のブログの画像は、この表現を使ったフレンチユーモア。
pouleは雄鶏、la chair de pouleはうっかり鶏肉、と訳してしまいそうですが、
鴨の寒さを感じる鶏と、鳥肌がたった鴨、という構図です
『クリスマスをバルコニーで過ごせば、イースターは暖炉の前で』
ちょっぴり季節をさかのぼりますが...
つまりは、クリスマスの時期があたたかければ、イースターの春は寒くなる、ということ
"良い知らせでも、よく確かめないうちには喜ばないほうが良い" という意味で使われることもあるそうです。
フランスの季節のとらえ方を垣間見られますね。
『雪のない冬はない。太陽のない春はない。そして、分かち合うことのない喜びなどというものはない。』
セルビアのことわざだそうです。
響きがすてきですよね。
『聖燭祭(ラ・シャンドルール))には、冬は峠を超すか厳しさを増す』
(毎年この頃には冬の厳しい寒さがやわらぐか、一段と寒くなるかのどちらかだ)
こちらもフランスの季節の節目を感じさせてくれる言葉です。
日本でもいろいろな季節の節目はありますが、クリスマス、イースター、シャンドルール、とキリスト教に根付く日がフランスではやはり節目のように存在するのだな、と感じます。
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冬の寒さも本番でぐっと深まりますね。風が吹くと、くーーーっと身体が固くなりますが、寒さに身を開けわたして、しなやかに過ごしたいものです。
いかがでしたでしょうか?
それでは次回をお楽しみに!