2019.01.21
皆さんこんにちは。東京浜松町/大門にあるALFフランス語学校です。
ブログではフランスやフランス語に関する様々な情報をお伝えしていきます。
今日はフランス語の慣用表現を紹介する第1弾で食べ物の単語を含んだものをご紹介します。
直訳すると、"サラダについて話す"という意味です。
これは『でたらめを話す。嘘八百を並び立てる』という意味です。
Saladeの複数形には、"ごちゃまぜ"という意味があり、そこから、めちゃくちゃな話、表現になったとされています。
こちらは直訳すると、"フライドポテトをもっている"。
この表現は『体調がよい、力がみなぎっている、なんでもできるぐらい元気である』という意味で使われます。
同じ意味でavoir la pêche(直訳:桃をもっている)という表現もあります。
"Ca va?"と聞かれたときに、こんな答え方をしてみるのはいかがでしょうか。
直訳すると、"何でもチーズにする。"
意味は『ちょっとしたことを大げさに考える・誇張する。』です。
"大したこと"をチーズに例える感じがフランス語らしいですね!
直訳すると、"ほうれん草にバターを載せる"です。
こちらの意味は、『生活が豊かになる、生活の質が高まる、稼ぎが高まる』です。
ルイ14世の時代より、宮廷ではそれまで贅沢の象徴だった香辛料を利かせた料理が減り、バターをふんだんに使ったまろやかな味のものが好まれるようになりました。
バターを使ったフランス風の新しい料理の手法は、ヨーロッパ諸国の王侯貴族にも取り入れられるようになり、現在は身近でよく使う食材とはいえ「バターは贅沢なもの」というイメージが浸透しています。
ほかにも、"faire son beurre" (自分のバターを作る)"=『金持ちになる、利点を活用する』という表現等も見られます。
直訳すると、"リンゴのなかに倒れる。"
意味は『気を失う。疲労困憊している。』です。
病院でさえ、この表現で自分の症状を伝えることもポピュラーです。
直訳すると、"リンゴ3つ分の高さです"
意味は『背が低い』です。なんだかかわいい表現ですよね。
直訳すると、"カブだ。"
『つまらない芸術または文学作品、映画のこと、駄作』の意味です。
つまらない新聞や雑誌記事は、"feuille de chou"と表現します。"un navet"は、よく映画に使われるちょっと辛辣な表現です。
直訳すると、"薄切りのパンを書く"
『大して面白くない文章を長々と書くこと、あまり役に立たないことを長々と説明すること』を表現します。
直訳すると、"アンティチョークの心を持っている"
意味は『すぐに恋に落ちる ・ 好きな人がコロコロ変わる、惚れっぽい』です。
アーティチョークには葉っぱが何枚もあるので、心があちこちへ行く人のイメージと重ねてこう表現されます。
なんだか、アーティチョークがかわいらしく見えてきます。
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いかがでしたでしょうか?
食べ物にまつわる表現はおいしそうだし、全体的にかわいらしさが漂います。
知らずに直訳で聞いてしまうと「え???」と戸惑ってしまう慣用表現。ぜひ、覚えて使ってみてくださいね。
それでは次回をお楽しみに!