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【フランス語学校講師が教える】有名なフランス語の名言・ことわざ②

ブログ

2018.10.15

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皆さんこんにちは。東京浜松町/大門にあるALFフランス語学校です。

ブログではフランスやフランス語に関する様々な情報をお伝えしていきます。

今日はフランス語のことわざを紹介します。

1. Bon repas doit commencer par la faim.

「よい夕食は必ず空腹によって始まる」

日本語でいうと「空腹は最大の調味料」といったところでしょうか。

doit(devoir)を使っているところが、なんとなく食を大切にしたフランスの言葉らしいな、と思います!

2. C'est la poêle qui se moque du chaudron.

「鍋を見下すのはフライパン」の意味。

日本語だと「五十歩百歩。」というところです。
例えが調理器具なのが、これまたフランスらしいですよね。

なんだか鍋とフライパンの物語が描けそうでほっこりします。

3. Hâtez-vous lentement.

「ゆっくりと急げ」の意味。
日本語だと「急がば回れ」でしょうか。

急がば回れ、というと、近道で楽をしようとしても思わぬ障害がある、結局は安全な遠回りをというニュアンスがありますが、
「ゆっくり急げ」は方法論や通る道というより、着実な心持を大事に、といわれる感じがします。

4. Il faut casser le noyau pour avoir l'amande.

「アーモンドを食べるには殻を割らなければいけない」という意味。
On ne fait pas d'omelette sans casser des oeufs. 「オムレツをつくるには卵を割らねばならない」という同義のフレーズもあります。

日本語でいうと「何事も始めなければ始まらない」といったところでしょうか。

「虎穴に入らずは虎子を得ず」とされることもありますが、「虎穴に...」の原意である『時に危険な事柄をしなければ、大きな成功は出来ない。』というニュアンスや重さ、覚悟はない語感です。

でもアーモンドの殻をむくのは面倒くさいし、卵を割るのも最初は勇気がいります。
でも食べ物を比喩にすることで、なんとなくその身近さやちょっとしたことを浮かべ「そうだよな、とりあえずはじめてみるか...!」と踏み出しやすい気がするのは私だけでしょうか?

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いかがでしたでしょうか?
似たような意味のことわざも、比喩の対象やニュアンスに根底の文化の違いがにじみ出るものも多い気がします。

ちなみに、上の写真は梅干しの種のようですが、殻付きアーモンドです笑

それでは次回をお楽しみに!

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