2018.09.24
皆さんこんにちは。東京浜松町/大門にあるALFフランス語学校です。
ブログではフランスやフランス語に関する様々な情報をお伝えしていきます。
今日は和訳が難しいフランス語について。
"自分の生まれ故郷の国ではなかったり、自分が移民であるかのような気分"
頑張れば「疎外感」とでも訳せるでしょうか。
paysは国。島国の日本人の感性が培ってきた言葉とはまた違う"疎外感"というニュアンスなような気がします。
この言葉からシュルレアリスムの手法の、意外な組み合わせをおこなうことによって、受け手を驚かせ、途方にくれさせるというものである。文学や絵画で用いられる。
(参考書籍:『翻訳できない世界のことば』(創元社) www.amazon.co.jp/dp/4422701045 )
↑スタッフのひとりごとですが、この本大好きです!外国語を学ばれている皆様にはぜひ一度ページをめくってみてほしい本です。
ブリコラージュ(Bricolage)は、「寄せ集めて自分で作る」「ものを自分で修繕する」こと。
ここから、ルールは、きちんと計画をしないで、ものを作る人のことで、あちこちに細かいものを付け足したり、いきなり一つのものにまとめたり、思いつきでものを作ったりする人をさしたりするのですが、
いい加減な人、や遊び心のある人、ともちょっと違う気がしますよね。
これは『無駄』という意味。無駄にされた時間、特に、かなり馬鹿げたことによって無駄にされた時間を意味します。
日本語の「もったいない」も他の言葉に訳せない単語、として挙げられることもありますが、C'est du gâchis.と言える場面もありますね。
目新しくはないですが、こちらも訳しにくい単語ですよね。
直訳だと「よい食欲を!」ですが、食べる人がいう「いただきます」とも作った人がいう「召し上がれ」とも違う、
食事を作った人はもちろん、食事のシーンに通りがかった人からでも、使われる表現。食事をする人への「食事を楽しんで!」というニュアンスがある気がします。
これは訳せない...ということはないのですが、「(皿)のソースをぬぐいとる」という意味のフランス語の動詞です。
日本語ではきっと生まれることのなかっただろうと思う動詞です。
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いかがでしたでしょうか?
それでは次回をお楽しみに!