2018.07.16
皆さんこんにちは。東京浜松町/大門にあるALFフランス語学校です。
ブログではフランスやフランス語に関する様々な情報をお伝えしていきます。
今日はフランス語の発音について。
フランス語は音が美しい、と言われると同時に、発音が難しい、とも言われますね。
特に日本人にとってはなじみのない音も多く、英語ともまた異なるのではじめは戸惑いもあるかと思います。
今日はその中でももっともフランス語らしいともいえる『r』の発音について取り上げてみましょう。
rは喉の奥から発される音。
(厳密にはフランス語の発音を分析すると口の中の10箇所の位置を理解する必要があったりしますが...詳しく聞きたい人はぜひALFのレッスンにて!)
上を向いて、口を大きくあけて、ガラガラガラ!というよりは、
前を向いて口をすこーし開けて、喉の奥でこっそり小さくゴロゴロゴロと震わせる感じです。小さないびき音にも近いかもしれません笑
震える位置は、のどの奥の上です。力みすぎるとうまく音が震えないので、「軽く」を意識してみてください。
でも口先だけでなく、のどの奥から息を送ってくださいね。
"r"を目にすると、私たち日本人は「ら行」をイメージします。
英語を学んだ経験から"l"と"r"が違うということはわかっても、どちらも「ら行」のイメージがありますし、
日本語表記できない音だからこそ、かな表記をつけるときにはカタカナの"ラ行"とひらがなの"ら行"で書き分けられたりもしますし、本ブログでもそうした表記をしてきました。
ただ、フランス語の「r」の音を発音するとき、
舌は口の中の上にも下にもふれていません。
日本語で「らりるれろ」を発音すると、舌は口の上の部分をこすり動きますね。これではr音には近づきません。
試しに「はひふへほ」と発音してみてください。
舌はそんなに動くことなく、口の上下に接することもないですよね。
どちらかというとこちらの方が、"r"の発音をするときの口内に近い状態になります。
はひふへほ、は口の浅い部分から発音されますが、
r音は、この口の形でのどの奥からうがいをするときのように息を吐き出します。
このイメージでr音を発音すれば、少しネイティブっぽく近づくのに気づくはずです!
rは難しい、そう思うと発音するときに迷いが生まれます。
特に聞き返されたりすればなおさら。
(発音に引け目があると、声が小さくて聞き返されただけかもしれないのに、「発音が通じないんだ!」とすぐ焦ってしまうこともありますよね)
迷いながらあやふやな発音をすると、余計に伝わりません。
最初のうちは伝わらなければ、文字も駆使しながら、相手の音をまねることをやってみてください。
口の形や息の出どころを理解したうえで、あとは聞いた音に近づけていくこと。
rが発音できるようになると、フランス語がますます楽しくなりますよ!
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いかがでしたでしょうか?
それでは次回をお楽しみに!