2018.06.18
皆さんこんにちは。東京浜松町/大門にあるALFフランス語学校です。
ブログではフランスやフランス語に関する様々な情報をお伝えしていきます。
今日は、フランス語らしいおしゃれな単語、たくさんありますが、その中でいくつか取り上げてみます!
日本語で短い一言でこの空気感を表す形容詞はない気がします。
C'est sympa !(それいいね!)と、ものやアイデアに使ったり、
Elle est très sympa !(彼女、とっても感じがよいね!)と、人に使うこともできます。
シェアする、共有する、の意味ですが、はまた少し違うニュアンスに感じます。
On vas partager !「一緒に食べようよ(分け合いましょう)!」と食べているものを分け合ったり、
On peut partager une chambre!「一緒に泊まれるよ!」と寝室を分け合ったり。
割り勘にしましょう、というシーンでも使えますが、
ただきっちりわる場合だけでなく「私も払うよ!」と相手の負担を思いやって自分も負担を申し出るようなニュアンスでも使うこともできます。
On peut partager du temps et des choses en famille. 「家族で時間をと出来事を分かち合う=ともに過ごす」、なんていうときにも使えますね。
喜ばしいことも、ちょっぴり大変なこともpartager、持っているもので分かち合えるものはよろこんでpartagerする感じでしょうか。
英語のshare やdivideよりも"part"を含んでいることからも『一部を担いあう』ような感覚が強い気がします。
もともとは結婚という意味の単語ですが、
フランス語ではしばしば、もともとふたつで別々だった存在があたかもひとつの存在のように調和した状態になることを、
メタファー的にmariage[マリアージュ]と言います。 絵画では、キャンバス上で二つの要素がひとつのまとまった調和した視覚的効果を生むことを、料理・食事関係ならば、例えば一緒に食べるfromage[フロマージュ](チーズ)とvin[ヴァン](ワイン)の絶妙に調和した状態、例えば料理とソースの味がうまくひとつになって調和した味が生まれている時等も"mariage"と表現されます。
「このチーズとワインって合うね!」というのとは違う世界観が描かれる感じがします。
別々だったものがあたかもひとつの存在のように調和する、また調和するだけでなくお互いの良さを引き立て合うような状況。これと結婚が同義って素敵な語感ですよね。
"vacancier"は「ヴァカンスを過ごす人」の意味で、海や山、や観光地などでヴァカンスを過ごす人たちを指す単語です。
ヴァカンスを取っても、どこにも行かない人のことはこう呼びません。
"vacationする人"という派生単語が出来上がるのがフランスっぽいですよね。
(「juillettiste」に「aoûtien(ne)」とそれぞれ「7月にヴァカンスを取る人」と「8月にヴァカンスを取る人」の表現まであるそう!)
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いかがでしたでしょうか?
響きだけで言うとおしゃれなものも、かわいいものもたくさんありますが、
今回はちょっぴりニュアンスに温度感があるものを並べてみました。
それでは次回をお楽しみに!
※R音はL音との区別のためひらがなら行で表しています。