2018.04.16
皆さんこんにちは。東京浜松町/大門にあるALFフランス語学校です。
さて、外国語でも人と人がつながるのに、まずは欠かせない挨拶。
今日はフランス語の「さようなら」の挨拶を取り上げていきたいと思います^^
直訳すると「また会うときまで!」一番オーソドックスな「さようなら」の表現です。
節度も保ちつつ、堅苦しすぎず身近な人にも使える表現でいろいろな場面でやり取りされます。
「またすぐ会いましょう」すぐには会わないけれど、また近いうちに会おうね !という状況の時や、また絶対に会いたいと思う相手に対して願いを込めて使えるフレーズです。
À très bientôt.(ア トレ ビアント)という言い方もあり、『また近いうちに絶対に会おうね !』という親しみをぐっとこめたフレーズです。
空港などでの友人とのお別れシーンや、送別会などのお別れシーンで惜しみなく使いましょう。手紙やメールで、友人知人に対して使うこともできます。
「またあとでね!」確実にあとで会うことがわかっている相手に対してのみ使うフレーズです。
例えば、ALFフランス語学校では休憩に行くときや、午前中勤務でまた夜にイベントで合流するときなどに使いますよ!
次に合うときが決まっているとき、●●にその時を入れて「また、●●にね!」というフレーズです。
例えば、À lundi !(月曜日に!)、À ce soir !(また今晩。) À demain!(また明日)、À la semaine prochaine!(また来週)等です。Au revoir !とセットで使うことも多いです。
こちらも「またあとで」という表現。
今日中に会うから、という場合だけではなく、あとでメールや電話そするね、という時にも使います。
あとで再会する気がある時や、予定があれば使っても大丈夫です。Au revoir.より距離が近い相手に軽く使う表現です。
若い人たちはこれを短縮して、A plus! ということもありますが、年代によってはあまり好まれない表現です。
「こんにちは」の項目でも紹介しましたが、別れ際にも使えます。「じゃあねー」という感じです。親しい間柄で使う表現。
こちらもSalut!に近い表現。もともとはイタリア語ですが、フランスでもよく使います。
語源は「神(dieu)の御許で(a)」。
日本人でもなんとなく聞き覚えのある表現なので、うっかり使ってしまいそうになりますが、
「さようなら」は「さようなら」でもAdieuは、訣別、というような強い雰囲気のある表現です。
「さようなら、もう会うことはないでしょう。」「もう二度と会いません!」という表現。
うっかり中の友人との日常の さようならに使わないように注意してください!
(冗談の通じる間柄で冗談としてなら使われることもあります。また一部地域では50年ほど前まで普通に使われていたので年配の方は深い意味なくサラリと使うこともあります。)
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いかがでしたでしょうか?
"Il n'est si bonne compagnie qui ne se quitte."
(会者定離-フランス語格言-)
いろいろな別れを繰り返す毎日。
フランス語のさようなら、は基本的には「また会おうね!」「また会う日、時までね!」というニュアンスがこもった表現ですね。
訣別のAdieu!でさえ、神の御許での再会を否定しない言葉です。
日本語のさようならは「左様ならば」が語源。「そういうことならしょうがない」あきらめて別れましょう。
と、その別れに対する諦め、すなわち、別れという事実を不可避なものとしてそのまま受け入れようとする思想がこもっている言葉です。
言語のもとにある文化の違いが垣間見られて、面白いですね。
温度感のある「さようなら!」をシーンに合わせて使ってみて下さい!
※R音はL音との区別のためひらがなら行で表しています。
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