2018.04.09
皆さんこんにちは。東京浜松町/大門にあるALFフランス語学校です。
ブログではフランス語やフランスにまつわるいろいろな情報をアップしていきます。
さて、4月という節目で「語学学習をはじめよう!」という方も多い季節、
NHKのフランス語ラジオ講座での勉強方法を取り上げてみたいと思います。
おそらく多くの皆さんがまずやる学習方法。
スキットを聞き、リピートしながら、意味を理解し、解説を聞きながら読んで理解します。
聞きながら解説を読むのが難しければ、例文の発音を聞くことに重点を置き、
そのあと、ゆっくり読んで理解するのもよいですね。本文の日本語の意味も1回目でおおよそつかめると思います。
毎日ラジオを聴き、あとは机上で文法を理解したり単語を覚えたりだけでも、
もちろん少しずつ慣れてくる部分もありますし、理解できることも増えます。
ただ、それではなかなか自分『使える言語』になっていきません。
自分のものにしていくために②~⑤を試してみてください!
ディクテーション(フランス語ではDictée[ディクテ])とは「書き取り」です。1文ずつ(最初のうち長く感じれば、短めにとめても大丈夫です)音声を止めながら聴いて、文章を書き留めます。
わからなかったところは飛ばして、音はききとれたものは、カタカナで聞こえた音をメモっておいても、慣れてきたらわからないなりにスペルを想像して書いてみてもよいですね。
書き終えたら、テキストをみて確認します。もう1度音声を聞いて、聞き取れなかった部分を確認してください。リスニング、スピーキング、ライティング力の向上につながります。
シャドーイングとは、テキストを見ずに、聞いたそばから文章を少しずらして真似をして、口に出し追いかけていく方法です。聞き取り力と発話力の両方が鍛えられる効果的なトレーニングです。
音源と、少し声を出せるスペースさえあればどこでも取り組める気軽なトレーニング方法。
何度もやってついていけたときの達成感もあります!
テキストを見ながらでよいので、スキットの音声とぴったり重ねて音読してみましょう。
自分の発音やアクセントのずれに気づくのに有益ですし、フランス語のリズムが身についてきます。
リスニング、スピーキングの力に加え、
目でテキストを前からどんどん負い理解しながら発話することで読解力にもつながる手法です。
音や発音のリズムが身についたら、音源なしでも音読できます^^
暗唱してしまえば、ごはんをつくりながら、お風呂に入りながら、
どこでもどんどん声にだして練習できます。
スキットが長く感じたら、その日の文法ポイントが含まれたキーセンテンスだけでもよいですね。
言語習得において、音読は大変有効です。小声でも構わないので、家等声を出してもよい環境で学習するときにはどんどん声を出してみてください!
そのフレーズが、さらっと口からでてくるようになればシメたものです。
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入門編は1週間のうち放送日は月・火・水・が3日なので、あとの4日はスキットや例文を上記のように活用してみるのもよいですね。
(もしくは、例えば
のように1日最低30分程のペースを作ってしまうのもよいかもしれません。)
もちろん応用編や他のテキストやスクリプト&音声素材でも、自分にあったレベルで同様に学習できます!
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いかがでしたでしょうか?
ラジオ講座がインターネットで聴けるようになって、
録音したりCDをかったりしなくとも、気軽に反復学習ができるいい時代ですね。
ちなみにNHKのテレビ講座は4月からも継続テーマの「旅するフランス語」。
フレーズを丸っと覚えたり、フランスの風景の映像を楽しんだり、テキストを読み物としても楽しんだり、
モチベーションのアップやキープにもつながるかもしれませんね!
"Petit à petit l'oiseau fait son nid"(プチタ・プチ・ロワゾー・フェ・ソン・ニド)
(鳥は少しずつ巣をつくる。[千里の道も一歩から]-フランス語格言-)
いかなる言語でも毎日触れ続けることが、その言葉と仲良くなる第一歩であり近道です。
よければぜひ試してみてください!