2018.04.02
皆さんこんにちは。東京浜松町/大門にあるALFフランス語学校です。
ブログではフランス語やフランスにまつわるいろいろな情報をアップしていきます。
さて、今日は昨日から申込が始まった仏検について取り上げていきたいと思います!
留学や海外での就職にはDELFDALFやTCFがおススメですが、国内では認知度ナンバーワンの仏検。
就職活動の武器のひとつとして、また自分の学習指針や自信として合格を目指してみてください!国家資格「通訳案内士」を目指す人は1級合格で外国語筆記試験が免除される制度もあります!
まずは自分にあった受験級を選びましょう。難しすぎる級だと手も足もでませんし、簡単すぎてもやりがいがないものです。
以下を目安にしてみてください。(参考サイト:http://apefdapf.org/dapf/info/examens#1)
5級:学習50時間以上・語彙: 550語
初歩的な日常フランス語レベル。挨拶などの簡単な応答表現や数字、単語の理解が求められます。動詞の活用は直説法現在、近接未来、近接過去、命令法の範囲内。
4級:学習100時間以上・語彙:920語
基本的な日常フランス語。基礎的な短文が理解できるレベル。日常使われる基礎的な応答表現や、それを構成する文法事項、数の理解が求められます。
動詞については、直説法(現在、近接未来、近接過去、複合過去、半過去、単純未来、代名動詞)、命令法等。
3級:学習200時間以上・語彙: 1,670語
基本的なフランス語の文構成の学習を1通り終えているレベル。
この級から「書く」力も求められる。動詞については、直説法、命令法、定型的な条件法現在と接続法現在の範囲内。
準2級:学習300時間以上・語彙:約2,300語
日常生活におけるシンプルなフランス語を聞き、話し、読み、書くことができるレベル。ある程度長い文章も理解できるレベル。
この級から二次試験が加わり「話す」力も求められます。動詞としては、直説法現在、近接未来、近接過去、命令法の範囲内。
2級:学習400時間以上・語彙:約3,000語
一般的な事柄について、読み、書き、聞く、ことができ、日常的な話題について話せるレベル。前置詞や動詞の選択・活用などについて、やや高度な文法知識が求められるレベルです。
準1級:学習500時間以上・語彙:約5,000語
日常生活や社会生活を営む上で必要なフランス語を理解し、一般的な内容はもとより、多様な分野についてのフランス語を聞き、話し、読み、書くことができビジネスに使えるレベル。
新聞・雑誌などの解説・記事を読み、その大意を要約できるだけのフランス語運用能力と知識が要求される。文の書き換え、多義語の問題、前置詞、動詞の選択・活用などについて、かなり高度な文法知識が要求されると同時に、知識だけでなく、自分の意見をきちんと述べ相手と議論ができる会話力も求められます。
1級:学習600時間以上・語彙:制限なし
「聞く」「話す」「読む」「書く」という能力を高度にバランスよく身につけ、フランス語を実地に役立てる職業で即戦力となるレベル。
現代フランスにおける政治・経済・社会・文化の幅広い領域にわたって理解でき、ラジオやテレビのニュースの内容を正確に把握、現代社会のさまざまな問題について、自分の意見を論理的に述べ、相手と高度な議論が展開できることが求められます。
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ちなみに、単語数の目安で英語を例に出すと、中学校で覚えるべきといわれる単語数が1200語(最近増えていますが以前は900語程度でした)、高校卒業までに学ぶ単語数はおよそ2000語~3000語、TOEIC600点には5000語程が必要とされています。
ゼロから始めたかたは4級ぐらいから、昔やったなぁという方は3級ぐらいを、とっかかりの級としてチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
長年やってきてきたけど資格試験は受けたことなくて...という方は一度過去問を見てみてください。フランス語を習われている方は講師の方に確認してみるのももちろんありです^^
何冊も教科書を買うより、自分のレベルにあったテキストをもっているならそれをしっかりやりこんで自分のものにすることが大切です。
そのうえで、問題形式には慣れておいた方がよいので、過去問題(集)を数回分時間内にといておくとよいですね。問題集は解説がしっかりとしたものを選んでください。
語彙力が不足しているように感じたならば、仏検用の単語帳を買い足して、仏検に向けて語彙を強化するのもありです。
音声がついているもの、使用例文がついているものがよいですね。あとは何より自分が開く気になるものを選んでみてください。
過去問などから知らなかった単語をピックアップして、自分なりの単語ノートを作るのもよいですね。
フランス語を学習しはじめたころにややこしく感じる、名詞の性等は資格や聴覚もフル活用して覚えてみてください。
「●●は女性名詞、△△は男性名詞...」と頭で覚えるより、
たとえば「printemps (春)」という単語を覚えるとき「le printemps」と冠詞付きで口に出して覚えていれば、
「la printemps」には違和感を感じるようになります。そうやって、しっくりくるもの、違和感があるもの、を身に着けていくと使えるフランス語につながっていきます!
視覚からの記憶が強い人は、単語を例えば青と赤色分けしてふっとその単語を目にしたときに色が自然と浮かぶように...というのもイチ手段です。
また上位級を目指していく場合、テキストや単語帳だけでは不十分な側面も。
日ごろからいろいろなメディアで幅広いフランス語表現やテーマに触れておくことが大切です。
例えば、RFI のインターネットラジオや TV5mondeなどのメディアは楽しみながら日々フランス語に触れることができます。
そして二次試験対策としても、いろいろなニュースに触れる中で、自分なりの意見を持ちながら、ふとフランス語でつぶやいてみたりすることも大切ですね。
二次試験対策は、できればネイティブに試験官役をしてもらい話す機会をもつことが有益ですが、難しい場合はYoutubeビデオなどもご活用ください!
(手前味噌ですが、以下はALFが作成したものです^^)
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いかがでしたでしょうか?
資格取得がすべてではありませんが、ひとつ期限ができることで、フランス語学習に気持ちが高まりやすいのも事実です。
Qui ne tente rien n'a rien
(挑戦しないと、何も手に入らない。-フランスのことわざ-)
日本人が気軽にチャレンジしやすいフランス語の資格である仏検。ぜひこの春、チャレンジしてみてはいかがでしょうか?