2018.03.26
皆さんこんにちは。東京浜松町/大門にあるALFフランス語学校です。
さて、外国語でも人と人がつながるのに、まずは欠かせない挨拶。
今日はフランス語の「おはよう」と「おやすみ」の挨拶を取り上げていきたいと思います^^
フランス語ではおはようとこんにちはの区別がありません。
朝から夕方前、日の出ている時間に使う挨拶が « Bonjour. »なので先のブログで紹介したこんにちはも、おはようも、Bonjour !で大丈夫です。
朝、起きて家族にいうおはようも、Bonjour.
(ちなみに日のあるうちに帰ってきたなら、「ただいま」もBonjour !、「いらっしゃいませ」もBonjour! 日中誰かと会ったらBonjour!という文化です)
"Good morning ! " は直訳すると " Bonne matin ! (ボンヌマタン)"で、カナダでは使われることもあるそうですが、フランスでは使いません。
夕方から夜にかけて人と出会う場面でのあいさつ "Bonsoir !"。
soirは夕方、晩。英語でいうeveningです。
出逢ったときの声かけの意味としては「こんばんは」です。
ただ、この"Bonsoir !"、夜の別れ際にも使われます。
子どもたちが少し早い時間に寝るときに、お母さんやお父さんにいう「おやすみ」の挨拶として" Bonsoir ! " ということもあります。
ちなみに先に紹介したBonne journée !の夜バージョンは
"Bonne soirée ! (ボンソワれ) "「よい夜を!」という表現を使います。これはまだこれから夜の時間が続くときかける表現です。
ALFフランス語学校で21時に仕事が終わって、先生たちが別れるときに掛け合うのは"Bonne soirée ! " や "Bonsoir ! "です。
眠る前の「おやすみ」の挨拶です。ヌは強くは発音しません。
nuitは英語のnight、夜。
直訳すると「よい夜」ですが、英語のGood night.と同様眠る前に使う表現。
遅い時間の別れ際にも使われますが、
あまり早い時間から使うと「えっ?もう寝るの?」と思われる表現です。
遅くまで遊んであとは帰って寝るだけ、というようなときの別れ際、
家でパジャマ姿でベッドに向かうとき、
お互いに家でくつろいでいる夜中のメッセージのやりとりの最後、などに使います。
ちなみに、日本語では「おやすみ」に「ありがとう」を返すことはあまりないですが、
「おやすみ」と訳せど、原義は「よい夜を」。
"Bonne nuit!" には " Merci, toi aussi ! (メるシ、トワ オシー/ありがとう、君もね!) "のようなやり取りも自然です。
家族間や大好きな人たちにいう「おやすみ」には、「心から愛する人」を意味するchéri(e)(s)、という表現で呼びかけたりするもします。
女性への呼びかけ―例えば奥さんや娘さんにはBonne nuit, ma chérie.(マシェり)
男性への呼びかけー例えば旦那さんに息子さんはBonne nuit, mon chéri.(モンシェり)
複数人への呼びかけー例えば子供たちには、Bonne nuit, mes chéris!(メシェり)
なんだかいい表現ですよね。
ちなみに
「よく寝て(ください)ね」は、 Dors(Dormez) bien!
「よい夢を(見てくださいね)」は、Fais(Faites) de beaux rêves!
併せて使ってみてください。
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いかがでしたでしょうか?
"La nuit porte conseil."
(夜は助言をもたらす。-フランス語格言-)
辞書によっても、
1. 夜に考え事をすると、ステキな案が浮かぶ。
2. 一晩寝るとステキな案が浮かぶ。
3. 決めるまえに一晩よく考えるのがよい。
など、複数の意味にとることのできるこのことわざ。
朝も夜も、味わいの違う、よい時間ですね。
気持ちのよい一日のはじまりとおわりに、今日ご紹介したフランス語の挨拶を使ってみてください!
※R音はL音との区別のためひらがなら行で表しています。
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